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No.6 【湿り空気線図】の見方について②

建築

髙岡 秀樹

筆者 髙岡 秀樹

不動産キャリア15年

多くのお客様と関わった経験をもとに、建築士として25年以上の知識を活かしながら求められているもののヒアリング、掘り下げからお客様のニーズに合わせた柔軟なご提案を的確に行うことができます!
またコミュニケーション能力を活かし、様々な世代のお客様に対して寄り添ったご提案をいたします(^▽^)/

今回も結露を考えるの続きです。

今までは
何でこんなに家が寒いの(@_@)??
ぜんぜん結露止まらへんやん(-_-メ)
など、家でのストレスを抱えながら生活していたことも、
温度と湿度の特性を知ることでだんだんと原因がわかってきましたね\(^o^)/

今回も前回から登場した温度と湿度の関係を知るために
作られた優れもの【湿り空気線図】の見方についてです。


皆さん!!温湿度計はもう買ってきてもらえましたか??
これがないと現在の部屋の温度や湿度の状態がわからないため、何も始まりません(+o+)
まだの方は買ってきてくださいね~(^.^)/~~~
実際に部屋に置いてみたら、やたらと気になって毎日確認してしまいますよ!(^^)!

まず、以前の復習です。
空気は温めると持てる水蒸気量が増えるため乾燥状態になる

これをわかりやすくグラフで見てみましょう(^_-)

まず、部屋の温度が10℃相対湿度が50%だったとします。
あまりにも寒いので、暖房をつけてこの部屋の温度を25℃まで温めようとしました。

その時の相対湿度は何%になるでしょうか?


グラフから読み取れますね(#^.^#)

乾球温度10℃で相対湿度50%の点からそのまま右に平行移動し、
乾球温度が25℃の目盛を垂直に上がって右上がりの曲線と交わる点が相対湿度です。

目盛が細かいので見にくいですが、相対湿度は22%くらいです。

つまり、湿度が半分くらいになっちゃうのです(゜o゜)
そりゃ乾燥してると感じますよね。

ただし、これは水蒸気量が減って乾燥したわけではありません。
思い出してみてください!!

以前のお話で、空気1㎏中に含まれる水蒸気量を表したものに絶対湿度というものがありましたよね。
今回は加湿も除湿もせずに部屋の空気だけを暖房で温めたので、
空気中に含まれる水蒸気量は変わっていません。
これが空気を温めると持てる水蒸気量が増えるという現象ですね。

相対湿度とはその時の空気の温度で最大に持てる水蒸気量を100%とした時の
今持っている水蒸気量という意味なので、10℃と25℃では持てる最大の水蒸気量が違うのです。

グラフを見ると10℃で湿度100%の水蒸気量は7.6グラムですが、
25℃で湿度100%の水蒸気量は21グラムにもなります!(^^)!

だから空気は冷やされると水蒸気を持ちきれなくなって結露してしまうのです。

このしくみを知っていると〇〇〇〇や○○○○の結露対策ができますね(*^^)v

もっと知りたいと思った方は弊社までお気軽にお問合せください(*^▽^*)

次回はまだまだ踏み込んで温度と湿度のしくみを説明していきますよ(^o^)丿

お楽しみに(^_-)-☆

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