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不動産売却前にすること｜査定と書類準備のポイント

不動産 2025.10.27

#大津/建築/不動産 #不動産売買

筆者三谷亜希子　

不動産キャリア11年

すべての出来事に感謝！すべての出会いに感謝！！
この思いを私のモットーとして、どんな時も笑顔を忘れず、皆さまにも笑いをお届けしたいと日々仕事をしております♪
前進あるのみ！！まだまだ成長中ではありますが、お客様に最高の物件がお届けできるようにすることはもちろんのこと、お一人お一人に寄り添ったご提案をさせていただけるよう頑張ります☆彡

不動産売却前にすること｜査定と書類準備のポイント

「家を売りたいけど、何から始めたらいいんだろう？」
いざ不動産を売却しようと思っても、多くの方にとって初めての経験。何から手をつければ良いのか、誰に相談すれば良いのか、分からないことだらけで不安に感じてしまいますよね。

実は、売却を成功させるカギは「事前の準備」にあります。この記事では、不動産売却を決めたらまず初めに行うべき「査定の依頼」と「書類の準備」という2つの重要なステップについて、プロの視点から分かりやすく解説します。

1. 不動産売却の基本的な流れ

まず、不動産売却がどのようなステップで進んでいくのか、全体像を把握しておきましょう。準備から引き渡しまでの主な流れは以下の通りです。今回解説するのは、最初のステップである「準備」の部分です。

ステップ	主な内容
① 準備・査定	相場の調査、書類の準備、不動産会社へ査定を依頼
② 媒介契約・売却活動	不動産会社と契約し、販売活動を開始（広告、内覧対応など）
③ 売買契約・決済	買主と売買契約を締結し、残代金の受領と物件の引き渡しを行う

チェックポイント
● 売却は「準備」から始まる
● 全体の流れを知ることで、落ち着いて行動できる
● スムーズな売却は最初の準備段階が最も重要

2. 「査定」の種類と不動産会社の選び方

「査定」とは、所有する不動産がいくらで売れそうか、不動産会社に価格を算出してもらうことです。査定には大きく分けて2つの種類があります。

机上査定（簡易査定）：現地の確認はせず、周辺の取引事例や公示価格などのデータをもとに、おおよその査定額を算出する方法。手軽に早く相場を知りたい場合に便利です。
訪問査定（詳細査定）：不動産会社の担当者が実際に現地を訪れ、物件の状態（日当たり、内装のきれいさ、設備の状況など）を確認して、より正確な査定額を算出する方法。具体的に売却を進める際に必要となります。

査定は複数の会社（3社程度）に依頼し、査定額だけでなく、その根拠や担当者の対応、販売戦略などを比較して、信頼できるパートナーを選ぶことが大切です。

チェックポイント
● まずは「机上査定」で相場観を掴むのがおすすめ
● 査定額の高さだけで不動産会社を選ばないことが重要
● なぜその査定額なのか、根拠をしっかり説明してくれる会社を選ぼう

3. これだけは準備！売却に必要な書類リスト

売却活動をスムーズに進めるため、査定依頼の前や、不動産会社との媒介契約までに、必要な書類を準備しておくと安心です。事前に揃えておくべき主な書類は以下の通りです。

書類の種類	内容・入手先など
登記済権利証 or 登記識別情報	いわゆる「権利証」。物件の所有者であることを証明する重要書類です。
固定資産税納税通知書	毎年春に市役所から届く書類。査定や税金の計算に必要です。
物件の図面やパンフレット	購入時の間取り図、測量図など。査定や販売活動で役立ちます。
本人確認書類・印鑑	運転免許証やマイナンバーカード、認印（査定時）や実印（契約時）が必要です。

チェックポイント
● 書類は早めに手元にあるか確認しておく
● 紛失した場合は再発行の手続きが必要なものもあるので注意
● 不明な点は不動産会社に相談すれば教えてもらえる

4. 査定額を上げるための準備とポイント

訪問査定では、物件の状態が査定額に影響します。少しでも良い条件で売却するために、査定前にできる準備をしておきましょう。

整理整頓・清掃：モデルルームのように完璧にする必要はありませんが、室内をきれいに掃除し、整理整頓されているだけでも担当者の心証は大きく変わります。
物件のアピールポイントを伝える：日当たりの良さ、風通し、静かな環境、こだわりの設備、リフォーム履歴など、住んでいるからこそ分かる魅力をまとめておき、査定時に伝えましょう。
簡単な修繕：切れた電球の交換や、緩んだドアノブを締めるなど、自分で簡単に直せる範囲の不具合は直しておくと良い印象を与えます。

チェックポイント
● 「この家に住みたい」と思わせるような清潔感が大切
● 物件の「良いところ」を自分で把握し、アピールする
● 無理に高額なリフォームをする必要はない

5. よくある質問｜売却前の疑問を解決

不動産売却を始める前のお客様から、よくいただくご質問をご紹介します。

質問	回答
Q. 査定をしたら、必ず売らないとダメ？	A. いいえ、その必要はありません。査定はあくまで価格を知るための手段です。売却するかどうかは、査定額を参考にじっくりご検討いただけます。
Q. ローンが残っていても売却できますか？	A. はい、可能です。売却した代金で残りのローンを完済するのが一般的です。売却価格がローン残高を下回る場合は、自己資金での補填が必要になります。
Q. 近所に知られずに売却したいのですが…	A. 広告を行わず、不動産会社のネットワーク内で購入希望者を探す「買取」や「任意売却」などの方法があります。まずは不動産会社にご相談ください。