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住宅性能表示制度の見方|断熱・耐震等級を正しく比較

建築

髙岡 秀樹

筆者 髙岡 秀樹

不動産キャリア15年

新築・リフォームでのべ1000件以上のお客様と関わった経験をもとに、建築士として25年以上の知識を活かしながら求められているもののヒアリング、掘り下げからお客様のニーズに合わせた柔軟なご提案を的確に行うことができます!
またコミュニケーション能力を活かし、様々な世代のお客様に対して寄り添ったご提案をいたします(^▽^)/

住宅性能表示制度の見方|断熱・耐震等級を正しく比較

「色々な工務店を回っていると『高断熱・高耐震』と言われるけれど、どう比較すればいいの?」
家づくりにおいて、住宅の性能は目に見えないため、各社のパンフレットを見ても違いが分かりにくいものです。

そこで役立つのが、国が定めた共通の基準で家を評価する「住宅性能表示制度」です。しかし、2022年の等級新設や2025年の省エネ基準義務化により、この「等級」の常識はここ数年で激変しています。
この記事では、2026年現在の正しい「断熱等級」と「耐震等級」の見方と、評価書を取得するメリットを解説します。
※本記事は2026年6月現在の品確法および住宅性能表示制度に基づき作成しています。


目次

  1. 1. 住宅性能表示制度とは?家の「通信簿」
  2. 2. 断熱等性能等級の見方(等級4は最低基準へ)
  3. 3. 耐震等級の見方(なぜ等級3が必要なのか)
  4. 4. 評価書を取得するメリット(ローン金利や保険優遇)
  5. 5. まとめ:客観的な評価で安心の家づくり

1. 住宅性能表示制度とは?家の「通信簿」

住宅性能表示制度とは、第三者機関が共通のモノサシ(基準)を用いて住宅の性能を評価し、等級や数値で表す制度です。
言わば、「家の通信簿」のようなもので、専門知識がなくても「この家は地震にどれくらい強いか」「どれくらい暖かいか」を客観的に比較することができます。


2. 断熱等性能等級の見方(等級4は最低基準へ)

家の暖かさ・涼しさを示すのが「断熱等性能等級」です。ここが近年一番大きく変わったポイントです。

  • 等級4:以前はこれが「最高等級」でしたが、2025年の省エネ基準適合義務化により、2026年現在は「法律で決められた最低基準(これ以下は建ててはいけない)」に格下げされました。古い広告の「最高等級対応」には注意が必要です。
  • 等級5(ZEH水準):これからの家の標準的なレベルです。
  • 等級6・等級7:2022年に新設された、さらに厳しい基準です。冬に無暖房でも暖かさを保てるような、世界水準のエコハウスです。

3. 耐震等級の見方(なぜ等級3が必要なのか)

地震に対する強さを示す「耐震等級」は、1〜3の3段階で評価されます。

  • 耐震等級1:建築基準法レベル。「震度6強〜7の地震で倒壊しない(命は守るが、家は損傷する可能性大)」という最低基準です。
  • 耐震等級2:等級1の1.25倍の強さ。学校や病院などの避難所と同等レベル。
  • 耐震等級3(最高等級):等級1の1.5倍の強さ。消防署や警察署と同等レベル。

熊本地震などの大地震のデータから、大きな揺れが連続しても住み続けられる「耐震等級3」の取得が、現代の家づくりでは必須と言えます。


4. 評価書を取得するメリット(ローン金利や保険優遇)

この性能評価書(設計・建設)を取得するには十数万円の費用がかかりますが、それ以上のメリットがあります。
まず、第三者の厳しいチェックが入るため手抜き工事を防げます。さらに、「住宅ローン控除の借入限度額アップ」や「フラット35の金利引き下げ」、そして耐震等級3の証明があれば「地震保険料が50%割引」になるなど、金銭的なリターンが非常に大きいのです。

ポイント
・「耐震等級3"相当"」という言葉は、正式な証明書がない場合があるため確認する
・建てる時だけでなく、将来家を売る時の「資産価値」の証明にもなる
・「長期優良住宅」の認定を取得すれば、性能表示の主要項目も網羅される

5. まとめ:客観的な評価で安心の家づくり

住宅会社の「うちは暖かいですよ」「地震に強いですよ」という言葉を信じるだけでなく、第三者の評価で裏付けをとることが大切です。
Superior夢暮では、お客様に安心して長く住んでいただくために、高い基準での性能確保と評価書の取得を推進しています。


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