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No.2 うちの家なんでこんなに寒いの⁉②

建築

髙岡 秀樹

筆者 髙岡 秀樹

不動産キャリア10年

多くのお客様と関わった経験をもとに、建築士として25年以上の知識を活かしながら求められているもののヒアリング、掘り下げからお客様のニーズに合わせた柔軟なご提案を的確に行うことができます!
またコミュニケーション能力を活かし、様々な世代のお客様に対して寄り添ったご提案をいたします(^▽^)/

うちの家なんでこんなに寒いの⁉

前回に引き続き、冬の寒さ対策第2弾です。

皆さん!前回のブログを読んで、内窓はもう設置されましたか?

えっ!?そこに回せる家計の予算がないからできない?(@_@)

わかりました。

工事をしなくても我慢しないで何とかできる寒さ対策を根本的に考えてみましょう(^^♪

まず、部屋をどんどん暖房すると温度もだんだんと上昇していきます。
その代わりに減少するものがあるのをご存じでしょうか?

そう、湿度です。

正確には相対湿度といい、部屋にある空気中にどれくらいの割合で
水蒸気(水のめちゃくちゃ細かい粒)が入っているかをパーセントで表したものです。


それが寒さ対策に何の関係があるの?って感じですよね(=゚ω゚)ノ

皆さん、銭湯にあるサウナを思い出してみてください!!


100℃近い空気の中に、服も着ないで裸のまま入っていますがヤケドしませんよね?

なぜヤケドしないのでしょう?

それとは対称に、同じ100℃の熱湯を浴びたら大ヤケドしますよね?

同じ100℃なのになぜ違うのでしょう(。´・ω・)?

実は空気は温めるとどんどん乾燥していきます。

正確には膨張して、同じ空気中に持てる水蒸気の量が増えていきます。

加湿をせずにただ加熱を進めていくと持てる水蒸気量の割合が
相対的に増えていくので湿度0%に近づいていきます。

だから温められた空気はめちゃくちゃ乾燥しています。

逆に100℃の熱湯は元が水分ですから湿度100%ですよね。

これでおわかりでしょうか?

寒く感じる原因の一つは空気が持つ相対湿度に影響されるということです。

それだけ乾燥している空気は寒く感じるのです。

加湿をせずに暖房するだけでは部屋の空気はどんどん乾燥して本来の温度よりも寒く感じる。

逆に温度をそこまで上げなくても加湿して湿度を高めれば温かく感じるのです。

ドライサウナよりもミストサウナのほうが温度が低くても温かく感じるのはこれが理由ですね。

だから温かくするには温度だけではなくて湿度とのバランスがとても大事ということがわかりました。

そういうことで皆さん、冬は積極的に加湿しましょう(^^)v

ちょっとまてーい(; ・`д・´)

加湿したらガラスとかめちゃくちゃ結露するじゃないの!!って思われた方・・・


おっしゃる通りです(・_・;)

しかし、結露は原因を知ることで軽減することができるのです。

次回はそのメカニズムと軽減する方法を考えてみましょう。

お楽しみに(^_-)-☆

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