No.4 結露について②
今回は結露を考える前回からのつづきです。
皆さん!!相対湿度と気温との関係はもう大丈夫でしょうか?
空気は温度によって持てる水蒸気の量が変わるという話でしたよね(^-^;
以下、復習です(^_-)
- 空気は温度が高くなるとたくさん水蒸気を持つことができて、
低くなると少ししか持てない。 - 空気に含まれる水蒸気が少なくなると寒く感じ、多くなると温かく感じる
ここから前回少しお話したもう一つ大切な要素【露点温度】というものを考えてみます。
簡単に言うと、部屋の空気を冷やしていった時、もうこれ以上水蒸気を持てない!!
これ以上冷やしたらあふれて水滴になるよ!!という温度のことです。
実はこの水滴が、もともと空気中に含まれていた水蒸気が水に変化したものです(^_^)/
冒頭でお話した通り、空気は冷やすと少ししか水蒸気を持てなくなってしまいます。
だから空気が冷やされて溢れた水蒸気が変化し、水滴に変わる物理現象が結露なんです。
この関係をわかりやすくグラフに表したもので【湿り空気線図】というものがあります。
横軸に気温、縦軸に絶対湿度、右上がりの曲線に相対湿度が記されています。
絶対湿度は後で説明しますので、一旦置いときましょう(^^;)
このグラフを見ると、部屋の気温と相対湿度がわかれば露点温度、水蒸気量を
読み取ることができるのです。
つまり、現在の部屋の温度が何℃になったら結露するかがわかります(゜o゜)
湿り空気線図の右側縦軸にある絶対湿度というのはその時の温度と相対湿度において、
空気1㎏中に水蒸気が何g含まれているのかを表しています。
単位はグラムですね(^-^;
次回は結露を考えるうえでとても重要な【湿り空気線図】の見方をお伝えします(^_-)-☆
これがわかれば『露点温度』、つまり『これ以上空気を冷やしたら結露する温度』がわかるので対策できますよね(^^)v
お楽しみに(^_-)-☆