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No.8 水蒸気の性質①

建築

髙岡 秀樹

筆者 髙岡 秀樹

不動産キャリア10年

多くのお客様と関わった経験をもとに、建築士として25年以上の知識を活かしながら求められているもののヒアリング、掘り下げからお客様のニーズに合わせた柔軟なご提案を的確に行うことができます!
またコミュニケーション能力を活かし、様々な世代のお客様に対して寄り添ったご提案をいたします(^▽^)/

前回に少しお話しした水蒸気の物理特性の一つ【水蒸気分圧】についてのお話です。

何だか難しい話になってきましたね(T_T)

でもご安心ください!!

弊社のブログを読んでいただいている皆さんなら、
今までのブログから得た基礎知識があるので理解していただけると信じています(^.^)/~~~

さっそくいってみましょう(^o^)丿

まず初めに、空気は家の中のどの部屋にも存在してますよね?
もし、どこか空気のない部屋があったら教えてください(◎_◎;)そんなことないですよね!?
その空気の温度は壁や扉で仕切られているため各部屋ごとでバラバラだと思います。
この季節だと、リビングが一番温かいでしょうか(*^▽^*)

寒いので暖房していますからね。


それに比べて玄関やトイレなど、普段人がいない部屋は寒いですよね?
誰もいないから暖房してももったいないというのが主な理由だと思います(◞‸◟)

以上のような理由で、一般的な住宅では各部屋ごとに温度差ができています。

しかし、水蒸気などの流体は圧力差が発生した場合、
混ざり合って均一になろうとする性質
があります。
その均一になろうとする時に、一定方向の流れができます。
電気は電圧の高いところから低いところに向かって流れます。

風も気圧の高いところから低いところに向かって吹きます。
台風を思い出していただければよくわかりますよね!(^^)!
水蒸気も同じです。水蒸気量が多い場所から少ない場所へ流れます。

いやいや、壁や扉で仕切られてるから混ざらないじゃないの(。´・ω・)?
と思う方が多いと思いますが、実はここに間違った思い込みがあるのです。

部屋の壁や扉の表面を顕微鏡で見てみると、細かい穴がたくさん空いています(@_@)
めちゃくちゃ小さくて目には見えません。
実は水蒸気はこの穴よりももっと小さい水の粒なんです( ゚Д゚)
だから空気中に浮かんでいられるのですね。


一見、壁や扉で仕切られていても、
表面に空いてるたくさんの小さな穴から水蒸気は簡単に通り抜けてしまいます。
だから各部屋に温度差はあっても家全体が均一な水蒸気量になるのです。

皆さん、この小さな水の粒である水蒸気くんの性質は理解できましたね!(^^)!
実はこれが住まいにとって非常にやっかいな性質なのです。

次回はこの自由でやんちゃな水蒸気くんの性質をしっかりと理解して、
快適に暮らすための結露対策を考えますよ(^^ゞ

お楽しみに(^_-)-☆

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