認定低炭素住宅って何?/Superior夢暮(スペリオルムク)
こんにちは(^∇^)/
Superior夢暮(スペリオルムク)です!
今回は、「認定低炭素住宅」について解説していきます!
低炭素化に向けた取り組み
2020年に日本政府が発表した「2050年カーボンニュートラル宣言」により、
2050年までに二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を削減するとともに、
森林などによる吸収量を差し引くことで、
温室効果ガスを実質的にゼロにしようとする取り組みが始まりました。
都市部では社会活動などに伴って多くの二酸化炭素が排出されており、
低炭素化に向けた取り組みをいち早く進めることが重要な課題となっています。
そんな中、公共交通機関の利用促進や建築物の低炭素化等の施策を講じ、
低炭素なまちづくりを目指して
「都市の低炭素化の促進に関する法律」(エコまち法)が
平成24年12月に施行されました。
「エコまち法」は市街化区域等における脱炭素の成功事例の蓄積により
低炭素建築物を普及させ、環境に配慮した健全な都市へ発展させるとともに、
持続可能な社会の実現を目指すことが主な目的であり、
この「エコまち法」に基づき新たにスタートした制度が
「低炭素建築物認定制度」です。
その制度にある認定低炭素住宅とは、
CO2の排出を抑える仕組みや設備の導入などにより、
環境への配慮が認められた住宅のことで、
再生可能エネルギーの利用設備の導入や断熱性能など、
複数の条件を満たすことで所管行政庁からの認定を受けたものが
低炭素住宅と認定されます。
低炭素住宅認定の3つの基準
低炭素住宅と認定されることで、
さまざまな優遇措置が受けられるメリットがあります。
また新築だけではなく、増築や修繕の場合も対象となるため、
適用できる幅も広がります。
この低炭素住宅の認定を受けるためには、
次の3つの基準をすべて満たす必要があります。
このうち、①については、認定基準が大きく「定量的評価項目」と「選択的項目」に分かれています。
それぞれ、低炭素住宅を建築するにあたり大切な項目になります。
定量的評価項目
定量的評価項目は、低炭素住宅の認定を受けるために
必ずクリアしなければならない基準で、
「外皮の熱性能」と「一次エネルギー消費量」について規定されています。
外皮性能や設備機器の使用による一次エネルギー消費性能が基準として
定められており、住宅においては省エネ基準から20%以上の削減が必要です。
また、太陽光や風力、水力などを利用した発電設備や薪を
利用したストーブなど、再生可能エネルギーを利用した設備の導入も必須となります。
選択的項目
定量的評価項目に加えて、次に挙げる住宅の低炭素化のための措置のうち、
以前は選択項目から2つ上の条件を満たす必要がありましたが、
2022年10月の認定基準の改定以降は1つ以上の条件を満たしていれば
低炭素住宅として申請ができるようになりました。
たとえば、建設予定の建物が木造住宅であれば選択項目の⑦に当てはまるため、
必須項目で指定されている再生可能エネルギー設備以外の
特別な装置を導入する必要はありません。
また、①~⑨のいずれも満たしていなくても、
標準的な建築物と比べて低炭素化に資する建築物として
所管行政庁が認める住宅の場合は低炭素住宅としての申請が可能です。
認定低炭素住宅のメリット
低炭素住宅として認められた場合、税金や住宅ローンなどにおいて
様々な優遇を受けられるほか、断熱性能の高さから光熱費の削減効果も期待できます。
・税金が優遇される
・住宅ローンの金利が安くなる
・断熱性能が高い
・光熱費削減につながる
・容積率が緩和できる
認定低炭素住宅のデメリット
認定低炭素住宅の基準の一つに太陽光発電などの
再生可能エネルギーに関する設備の導入があるため、
初期費用が高くなってしまう恐れがあります。
また住宅を建設する場合、市街化区域しか認定申請ができない点も注意が必要です。
・導入コストが高くなる
・「市街化区域」でないと認定申請ができない
まとめ
Superior夢暮ではお客様に快適な暮らしを提案するために、
断熱・気密などの温熱環境に関する高度な知識を持っています。
お客様と打ち合わせを重ねながら理想の住まいを設計し、
自社で省エネ法に基づく設計一次エネルギー消費量を計算することにより、
低炭素建築物の認定が受けられる建物をご提案することが可能です。
詳しくはお問い合わせください(^-^)/